光明真言土砂加持大法会(光明真言会)
光明真言は一切諸仏菩薩の総呪として古来真言密教で最も重要視される真言である。
は文永元年(1264)より、本願称徳天皇の御忌日9月4日を開白日と定めて、一切の亡魂の追福菩提のために7日間昼夜不断の総廻向の法要として光明真言会を始修された。
当初より西大寺一門末寺の僧衆が万事をなげうって参勤すべきものとされ、一門の結束の場ともされた。叡尊入滅後は忌日8月25日を結願日とする8月18~25日に、更に近代に旧暦から新暦への改定により10月1~8日に日程変更されたが、西大寺一門の最大の年中行事として多くの参拝者を集めた。第二次大戦中の諸事不如意から10月3~5日の3日間に短縮され今日に及ぶが、その精神と法会の形式は伝統を守って現在も厳修されている。