大茶盛式

大茶盛式の様子

延応元年(1239)年1月16日、叡尊上人が西大寺復興のお礼に八幡神社に献茶した余服を民衆に振る舞ったことに由来する茶儀。「戒律復興」をめざした叡尊上人が不飲酒戒(ふおんじゅかい)の実践として酒盛(さかもり)の代わりに茶盛(ちゃもり)としたことと、「民衆救済」の一貫として当時は高価な薬と認識されていた茶を民衆に施すという医療・福祉の実践という二つの意義によって、八百年近く連綿と受け継がれてきた。

大茶盛式の様子 大茶盛式の様子

同じ一つの大きな器でたてた同じ味のお茶を、そこに集まった人々が「一味和合」の精神で、助け合いながら同じ茶碗から廻し呑んで、和み合い結束を深めんとした。戒律の本質的意義である「一味和合」の理念を具現化した宗教的茶儀である。現代では、団体申込で随時接待しているほか、4月第2土日と10月第2日曜に大々的に春秋の大茶盛式を開催している。

大茶盛の申込

30人以上の団体で随時受け付けます(個人での受付はできません)。

団体名・人数・日時を明確にして、電話・ファックスなどでお申し込みください。

会場となる光明殿の広間には一度に100人程まで入っていただけます。

本堂拝観と入替で200名程まで対応可能です。

所要時間は、本堂拝観と合わせて約1時間ほどです。

春・秋の大茶盛式の日は、一般団体は受け付けられません。

稀に年中行事などで受けられない日もありますことをご了承ください。

通常の大茶盛(30名以上の団体での随時申込み)一人 1,500円

※高校生以下、修学旅行生等の団体での大茶盛一人 1,300円

※三堂(四堂)参拝共通券での団体参拝に加えての大茶盛(点出し)一人 1,800円

新春大茶盛式(1月15日)一人 1,500円

春・秋の大茶盛式( 4月第二日曜日と前日土曜日、10月第二日曜日)一人 3,500円