お知らせ

初午厄除祈願会【二ノ午3月14日】

開催日時

2025年3月2日(日)9:00~16:00頃

開催場所

四王堂

内  容

◎9:00~終日 厄除祈願 大般若転読祈願

厄除祈願 御幣

◎13:00~稚児行列

◎つづいて  柴燈大護摩供

柴燈大護摩供

※参拝者に長寿甘酒の接待あり

※二ノ午祈願会 3月14日 終日 四王堂にて受付

 

 初午厄除祈願会(はつうまやくよけきがんえ)について

西大寺四王堂の現本尊・十一面観世音菩薩は、もと平安後期造立の鳥羽上皇の御願寺・白河十一面堂院の本尊でしたが、鎌倉時代に当寺の四王堂に移安されました。以後、霊験豊かな厄除け観音として七百年以上にわたって信仰を集めてきました。また、当寺東門の外の東北方に鎮座する石落神社(しやくらくじんじや)は、仁治三年(1242)に西大寺中興開山の興正菩薩叡尊上人が勧請された小祠です。ある時、一老翁が叡尊のもとを訪れ、菩薩戒を授けてもらったお礼に、あらゆる病苦を癒やす薬方を伝授しました。その老翁は三輪別宮に鎮座する薬神・少彦名命(すくなびこなのみこと)であり、石落神社の祭神となりました。以後、当寺では毎年年始に呪薬法会を営み、豊心丹(ほうしんたん)という妙薬を調製し、万民の病患などの厄難を除去する功徳を広く施してまいりました。
以上のような信仰を背景に、近代の西大寺では毎年立春後の3月初午の日に、四王堂十一面観世音菩薩のご宝前に鎮守石落神を勧請して、大般若転読祈願による厄除祈願法会を厳修いたしております。